ビジネス・ミーティングのコーパスを見ると、you, I, she, he より、we の使用頻度の高いのです。一般の会話コーパスとの対比では、ビジネス・ミーティングのコーパスでの we の使用頻度は2倍です。
他面、こういった場面での you, I, she, he の使用頻度は一般会話より少なくなっています。
実際、ビジネス英会話のコーパス (CANBEC) 上、一般会話のデータと比べて突出して多いキーワードのベスト5中、三つが we, we’ve, we’re という we 含みの言葉で占められているぐらいです。
他のyouやIと比べてweの使用が目立って多いのは、you を使うより we の方が響きが穏やかであること、Iを使うよりweを使った方が「自分が、自分が」ではなく、「ご一緒に」的な協力関係を強調できるからだと解されています。
いずれにしろ、ここからわかるのは、もっぱら仕事の手段としての業務トークというより、仕事上の人間関係を顧慮しての気配りトークでは、人称代名詞という一見簡単に見える文法事項にも人間味のある使い分けが見られることです。